「セロテープアート®作家」としてアーティスト活動を展開して行けるようになった事で、私のアート活動はより大きく飛躍して行く事となりました。
その最初の大きな一歩となったのが、2008年に練馬区立美術館で開催した「セロテープ®誕生60周年記念 瀬畑 亮 セロテープアート®展」という、自身初となる公立美術館での個展デビューでした。
同展が開催された経緯は本当に「不思議であり得ない偶然」が重なった事がきっかけで、実は現在の練馬区立美術館が建つその場所こそが、正に昔ニチバン株式会社の「セロテープ®東京工場」だった事がすべての始まりでした。
更にその練馬区立美術館の学芸員の方が2005年にたまたま銀座の画廊に立ち寄った際に、ニチバン株式会社と専属作家契約を結び「セロテープアート®作家」を名乗る若手芸術家の私を発掘して下さるという「運命の出会い」に繋がったのです。
そしてそれから数年後に迎える「セロテープ®誕生60周年」という記念すべき年に「特集展示」として展覧会企画を組む事で、私を公立美術館での個展デビューへと導いて下さったのです。
このように2008年のセロテープアート®展(練馬展)は正に「運命のシナリオ」としか言いようのない不思議な出会いとご縁によって導かれ、私のアーティスト人生を大きく変えてくれた「最初のターニングポイント」となる意味深い展覧会でした。
本展の会期中には大変多くのメディアご関係者様が連日取材で取り上げて下さった事もあり、開催当初の予想を遥かに超える「デビュー展で集客集4万人超え」というあり得ない大成功を収めると共に、将来に繋がる大きな飛躍の一歩とさせて頂く事が出来ました。
2008年 練馬区立美術館「セロテープ®誕生60周年記念 瀬畑 亮 セロテープアート®展」会場風景
【第4話】目指すは「全国展開」へ!